ヒット商品の裏事情
業界初でレトルトハンバーグを開発した人に聞いた話ですが、レトルトハンバーグは試作品段階では誰にも相手にされなかったそうです。途中で中止になるくらいだったのを、社長に直訴してようやくサンプルを作らせてもらえたほどでした。そのサンプルも「うちには置けないね」という問屋ばかり。売れなかったら返品という条件でやっと一軒だけ置かせてくれたそうです。サンプルを置かせてもらい会社に戻ると、置かせてくれた問屋からの伝言がありました。
「すぐ次のを持ってきて」
再びサンプルを納めると、会社に戻る途中にポケベル(まだ携帯が無い時代でした)が鳴り「足りない。もっと持ってきて」と言われ。本格的に製造を始めても、作り始めているそばから売れ、ジャンジャン電話が鳴っている状態。アメリカに大工場を作って製造してもすぐに売り切れる大ヒット商品となったそうです。
乱調からヒットは生まれる
正攻法とは、「どういうものが欲しいですか?」と尋ねる市場調査から始まります。しかし、どんなものがあったらいいかを普通の人が答えられるのなら、ヒットメーカーは要りません。一般市民の最大公約数は拾えても、隠された秘密の最小公倍数は拾い出せないのが市場調査の限界。市場調査や科学的な分析を正攻法としたら、一人の人間のひらめきは“乱調”です。本田宗一郎や松下幸之助といった一握りの天才が、市場調査やマーケティングの手法にはよらないで、ひらめきの中で作ったものが爆発的に売れたように、ヒットは、“乱調”から生まれるのです。
“美は乱調にあり”を心がける
私たちの仕事は“美は乱調にあり”を心がけることが大事なのです。
たとえばカメラの場合、地上から150~170cmからの一般的な人間の視野(※カメラマン養成講座も参照してください)を正攻法としたら、地面すれすれでカメラを構えたり、脚立に載って撮る写真が“乱調”です。レンズも、標準の55ミリが正攻法としたら魚眼レンズが乱調になりますね。対談なども、脱線した部分があるからこそおもしろいものです。決まりきった内容なら興味をひきませんから。
2011年6月23日木曜日
2011年6月22日水曜日
良い企画、良いデザインの極意は “美は乱調にあり”
良い販促ツールとは
デザインや企画を含め、良い販促ツールの評価に、お客様から「素人では思いつかないね」という評価を得られるものがあります。デザインに詳しいお客様にも「これは思いつかなかったね」と言われることがプロのポジションであり、私たちの使命です。そして、良い作品を創るために気をつけなければならないことは、正攻法なやり方を積み上げていくだけでは足らないということです。いいなと思われるものは、イレギュラーなもの、“乱調”なものであることが多いのです。
不規則が良い色に
たとえば昔、某描画ソフトがありましたが、そのソフトにあるプログラマーが考えた256色の中に良い色は皆無でした。販売店が「それではうちで作りましょう」と言って作ってくれたカラーも、色の種類こそ増えましたが、良い色はありませんでした。
その原因を分析すると、Y、M、C、BLを同じ割合で増やしたり減らしたりしているだけで、良い色でないものを濃くしたり、薄くしただけだから、良い色ではないのだ、という結論に達しました。そこで元になる256色を均等ではなく調色した独自のパレットを作ったところ、良い色ができました。規則的に調色したものに良い色はなく、不規則に調色したものからいい色が生まれた。これが谷崎潤一郎のいう“美は乱調にあり”だなぁと思ったものです。
正攻法では成功しない
“乱調”の反対は正攻法と言えますが、企画も真正面から正攻法で進めてもなかなか門は開きません。時には、世の中的には「間違っている」と考えられていることの中に正しいことがあったりします。世の中の人は正攻法を行っていますが、それで成功まで至るのは少数派です。ここから、みんなが正しいと思っていることに意外と正解は少なくて、実はイレギュラーなもの、乱調なものの中に正解があるのではないか、という仮説が成り立ちます。100人中99人が「間違っている」と言っても、実はたった一人の考えが正しかったということもあるわけです。
デザインや企画を含め、良い販促ツールの評価に、お客様から「素人では思いつかないね」という評価を得られるものがあります。デザインに詳しいお客様にも「これは思いつかなかったね」と言われることがプロのポジションであり、私たちの使命です。そして、良い作品を創るために気をつけなければならないことは、正攻法なやり方を積み上げていくだけでは足らないということです。いいなと思われるものは、イレギュラーなもの、“乱調”なものであることが多いのです。
不規則が良い色に
たとえば昔、某描画ソフトがありましたが、そのソフトにあるプログラマーが考えた256色の中に良い色は皆無でした。販売店が「それではうちで作りましょう」と言って作ってくれたカラーも、色の種類こそ増えましたが、良い色はありませんでした。
その原因を分析すると、Y、M、C、BLを同じ割合で増やしたり減らしたりしているだけで、良い色でないものを濃くしたり、薄くしただけだから、良い色ではないのだ、という結論に達しました。そこで元になる256色を均等ではなく調色した独自のパレットを作ったところ、良い色ができました。規則的に調色したものに良い色はなく、不規則に調色したものからいい色が生まれた。これが谷崎潤一郎のいう“美は乱調にあり”だなぁと思ったものです。
正攻法では成功しない
“乱調”の反対は正攻法と言えますが、企画も真正面から正攻法で進めてもなかなか門は開きません。時には、世の中的には「間違っている」と考えられていることの中に正しいことがあったりします。世の中の人は正攻法を行っていますが、それで成功まで至るのは少数派です。ここから、みんなが正しいと思っていることに意外と正解は少なくて、実はイレギュラーなもの、乱調なものの中に正解があるのではないか、という仮説が成り立ちます。100人中99人が「間違っている」と言っても、実はたった一人の考えが正しかったということもあるわけです。
2011年6月15日水曜日
インスタント写真術〈カメラマン養成講座〉
第二回 『誰でもプロ並みの写真が撮れる!(…かもしれない…)』
●極意3 「アイポイント」:を避ける
私たちが見慣れている世界は、私たちの目の位置(地上150cmから見た世界です。その景色は見飽きています。だから、カメラアングルをうんと下からとか、うんと上から撮ると、そこには、普段見慣れていない新鮮な景色が写し出されます。試してみてください。●極意4 「広角レンズ」を使え!
レンズを換えられたり、ズーム機能の付いているカメラだったら、今度は逆に望遠側を使わず、広角側を使って、“グッ”と被写体に寄って、シャッターを切りましょう! レンズから遠いところが、小さく誇張されて写ったり、建物のラインにパースが付いて、遠近感が強調され、奥行きや立体感のある写真になります。その時、超ローアングルだったり、カメラを片手に持って高々と上げて、ノーファインダーで撮ったりすると、すごくおもしろい写真が撮れます。
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